暗号資産/ブロックチェーンとは
ビットコインの誕生
暗号資産に代表されるビットコインは、2008年にネット上に突如公開された論文がきっかけで誕生しました。「Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System」と題され、英語で書かれたその論文は、たった9ページという内容でした。日本語訳だと「ビットコイン P2P電子マネーシステム」となります。論文の投稿者は、サトシ・ナカモトという人でした。しかし、いまだにその正体は謎に包まれています。彼の論文を簡単に言えば「お札のように印字されずに、国が管理しなくてもよい通貨が作れる」というものでした。この技術こそが、現在では一般に知られるようになった「ブロックチェーン」です。
早くも翌年には、最初のビットコインが発行されました。発行直後は、1BTC=約1円だったビットコインは、発行から8年後の2017年には、1BTC=200万を超え、さらに4年後の2021年には、1BTC=700万円を超えました。ビットコインはすでに多くの企業やサービスで「お金」として認められており、商品やサービス、他の通貨との交換も可能です。